企業理念

 聖護院八ッ橋総本店を営むにあたり、まずはじめに掲げている言葉は「味は伝統」です。
 当社は320年以上に渡り続いてまいりましたが、ひとえにこれは、皆様が当社の製品である八ッ橋を美味しいと思っていただいたことにより、支えていただいたためであると考えています。

 京都の文化というものは多くの人々が受け継いできたものです。大勢の昔の人々が時代に流されず、良いものは変えずにできるだけそのままの形で伝えていったことによって、今の文化は残っています。私たちは八ッ橋というお菓子を作る会社として、次の時代に八ッ橋を残して伝えることが、会社としての使命と感じております。
 特に、お菓子という口に入るものを製造・販売している上では、最も大切なことは「味」です。長年続いてきた味には、やはりそれなりの美味しさの理由がありますので、守り伝えたいと考えております。
 ただその上で、時代時代の変化にあわせて、皆様が愛される味の研究も重ね、これからも美味しさを提供していくつもりです。良い部分は変えず、時代にあわせる部分はあわせ、存続していく。これこそが本当の意味での文化の継続であると考えております。

 また、近年、会社によっては効率の良さや安さばかりを追い求めることもあるようです。ただ、それでは、会社として長続きしないのでは無いでしょうか。
 一企業として、自社の利益を追求するのは当然ですが、企業が続くためには一社だけの利益ではなく、周囲からの支えが無くてはならないものです。
 当社は聖護院という地域に支えられて現在まで続いてまいりました。
 この地域を大切にし、近隣の皆様が過ごしやすいよう、活気が溢れるよう心掛けることも、会社のつとめであると考えています。引いてはそれが京都全体の発展に繋がり、京都に根差す会社の継続の要因になるのではないかと思います。

 続いていくということ。
 続いてきたということ。
 継続ということの本当の意味を常に忘れることなく、私たちはこれからも京都で八ッ橋を作り続けていきます。

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